株主優待は本当にお得なのか?
そんな疑問が突如頭をよぎりました。
今年に入ってから株主優待のクロス取引をはじめた私、
3月には30件程度の優待を取得し、うはうはと喜び、
優待品が届くたびにまたうはうはと喜ぶ幸せな生活を送っています。
優待品を上手にゲットするために、いろいろと調べてはエクセルでまとめ、19時にはスマホを持ち、できればパソコンの前に待機し、そして封筒の山を処理する毎日。
充実していて楽しい。
でもこの労力は、本当に費用に見合っているのかなと思ったのです。
優待クロスの実績利回りを出してみる
ざっくり試算してみます。
途中から優待用資金(と証券口座)を増やしてはいますが、約800万円を回してクロス取引をしています。
3月のデータは消えてしまったので、記録に残る4月から9月現在の優待品は約12万円。
費用(貸株料)はSBI証券換算で約1.5万円。半年で差し引き10.5万円得したことになる訳です。
残り半年で、もう1周同じように取引するとして、1年換算で21万円のお得。
すごいじゃん、1年で21万円の利益!頑張った甲斐がある!
と思ったあなた、それ本当にお得?
というわけで、計算です。
800万円で年間21万円のお得ということは…
年利に直すと、
2.6%…。
あれ?ちょっと少なくない?
高配当株やら投資信託やらETFやらはほっておいても3~4%くらい行くところ(希望)、
800万円を上手に1年寝かせたら4%、32万円増えるということです。
優待を回すための大事な800万円だと思っていたけど、高配当株に投げ入れて、あとは寝てた方が増えていたとは、なんということでしょう。
これだけ頑張ったのに(楽しんでたけど)2.6%とは…、
結構残念。
私のクロス取引のやり方がまだ下手なのかもしれませんね…。
いただいても使わなかったり、食べなかったりしたものもあるし、
しっかり半年経験して楽しんだところで、ちょうどひとり反省会をする時期かもしれません。
今後のルール
そんなわけで、
これからも楽しい優待ライフを送るために、今後の優待クロスのmyルールを作りました。
ルールは次の通り。
①在庫をじっくり見守り、割安になるまで買わない。
在庫がなくなることを恐れてフライングクロスをしがちな自分を改めます。
毎月エクセルで一覧表を作って貸株料が割安かどうかをチェックしていますが、
基準を少し高くします。
貸株料/優待額で30%を切りたいところです。
在庫ギリギリだと、興奮してすぐに取ってしまいがちですが、我慢しましょう。
②費用も大事だが、資金の割り振りも重視する
なんで年利が低くなるかというと、つまり費用しか見ていないからです。
大きい資金で一旦現物を買うことで回しているのですから、優待利回りもよく考えないといけませんね。
特に資金を限界まで投入する3月、9月は効果的に取引すべきです。
他の月は、逆に質(利回り)よりも量で攻めた方がいいかもしれません。
③自社製品の優待は魅力的だが、本当に使うものだけにする
自社商品詰め合わせは夢が詰まっていますよね。
大きな箱で来るのも嬉しい。
でも、加工食品をあまりとらない我が家では、食べないものも多いです
レトルトカレー、ラーメンも案外食べる機会を逃して溜まりがちです。
健康志向のジュース類もあまり減らなかった。
実家に捧げたりして減らしていますが、喜んでもらえているか不明なので、
これ以上非常食を増やさないように、コントロールします。
④現品より金券!
これは本当にそう。
普段ドラッグストアでもスーパーでも、割引や見切り品をフル活用しているので、
現品を定価換算で2千円いただいても、2千円の金券の価値と合いません。
2.6%がさらに目減りしてしまいます。
お高いオンラインストアの優待も優待額の目減り感がありますね。
また、優待ごとにオンラインストア中を探して悩むのは時間がもったいないです。
文房具は家族みんな大好きなので大喜びしたけど、それぞれこだわりがあるから逆に引き取り手がいなかったなあ。
本が届くのは幸せだけど、やはり書店で選んだ方がいいですね。
(それで行くと文教堂の書店5%引きは最強です)
(基礎化粧品やシャンプーなどは結構がっつり使います)
⑤カタログ、果物は優先的にゲット
これは個人的な好みです(笑)
同じ2千円分なら、加工食品よりも旬の果物が嬉しいです。
スーパーの一番安い果物ばかり食べている身には、贈答用の果物は夢のようだし、
お菓子のように罪悪感もなく(笑)、美味しく食べて、体に良い栄養になります。
時期を選んで注文できるものも多いのも助かります。
カタログも果物が選べるものを優先して取得しています。
野菜は重複しがちで、使いきれないともったいない。
魚介類は嬉しいけど冷凍庫の圧迫に耐え切れないときがあるので熟考の上選択。
お肉は冷凍庫問題もさることながら、解凍が難しいので、普通に買う方が好きです。
⑥現物取得を増やす
クロスしてみて、今後も長く付き合いたい企業、長期優待のある企業、配当金も多い企業は、現物株の購入を検討する価値があります。
優待も配当ももらいながら、株の上昇も見据えて長くお付き合いしたいところです。
これからの優待戦略
こういった新たなルールを踏まえ、9月の取得済み銘柄を少し整理しました。
商品券、クオカード銘柄を残し、ミネラルウォーター、みかんジュースは手放す(笑)
手放した余力で最後にクオ銘柄を追加しちゃうかもしれないけど(笑)
ちょっとしたことですが、少しでも年利が改善されることを期待します。
取り合えず現在の余力で、値下がり中のSPYDを少し発注しました。
今後は少しクロス取引を減らしていく方向です。
現物株は現状の比率が多く、これ以上増やしすぎないようにしたいので(これで心から優待好きなのがバレる)、投資信託かリートかETFか…。
こう思いついた時が、ちょうどリバランスの時期かもしれません。
米国株が回復する前に、少しETFなどを増やそうかな。円安なので控えめに…。
最後に質問です!
現在の余力を使いきれるクロスは3月までないと思うし、少し減らすとはいえ、クロス資金を遊ばせておくのはもったいない。
3月と9月以外の期間に、5か月でできる良い投資はないものでしょうか。
投資信託の出し入れは、あまり現実的ではないかな…。
詳しい方がいたら教えてください。
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